DETAIL
型に溶かしたガラスを流し込み圧をかけて成型するプレスガラスという手法で作られた灰皿です。
不透明な緑色は1930年代に鉱石マラカイトを模して作られたボヘミア地方独特の色です。
当時は本物のマラカイトの粉末を混ぜて出していた色らしく、チェコでは「マラカイトガラス」と呼ばれています。
製造時のガラスの流し込み具合で一つ一つ色の出方が微妙に異なるところも魅力です。
こちらはおそらく1950-60年代に製造されたもののデッドストック、オリジナルのラベルが残っています。
プレスガラスは型があれば同じ手法で現在も製造することが可能なため、製造年をはっきりと特定することは難しいのですが、この形の型は現存しておらず現行品はございません。
パット見は灰皿と分かりづらいデザインですので、アクセサリーなどを入れるトレイのようにお使いいただいても良さそうです。
未使用品ですが、アンティークショップで買い付けた1点ものです。
プレスガラスならではのシワやムラ、気泡、縁に細かなバリをカットしたざらつきがございますが、味としてお楽しみください。
サイズ：サイズ：縦7.7cm×横11.1cm×厚み3.6cm
