光源によって色が変わるアレキサンドライトガラスで作られた花瓶です。
型に溶かしたガラスを流し込み圧をかけて成型するプレスガラスという手法で作られています。
100年以上変わらない手法でひとつひとつ手作りで作られたものです。
同じ手法で現在も製造することが可能なため、製造年をはっきりと特定することは難しいのですが、こちらは倉庫に眠っていたデッドストックを買い付けたため、1960-80年代に製造されたもののだと思われます。
自然光の下では紫色に見えるガラスは、鉱石のアレキサンドライトのようなカラーチェンジをするため「アレキサンドライトガラス」と呼ばれ、とても人気のある色です。
ガラスに酸化ネオジウムを混ぜることで作られていますが(鉱石のアレキサンドライトを含んでいるわけではありません)、このカラーチェンジは酸化ネオジウムが黄色の光を吸収する性質を持っているため起こります。
〇自然光(赤青緑をほぼ均等に含む)→黄色が吸収され赤青青となり、青っぽい紫色に見える
〇白熱灯(赤黄+少量の緑青を含む)→黄色が吸収され赤+少量の青となり、赤っぽい紫色に見える
〇蛍光灯(青+少量の緑黄色を含む)→黄色が吸収され青色のみが残り、青色に見える
厚みのあるプレスガラスですので、はっきりとしたカラーチェンジが楽しめます。
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プレスガラスならではのシワやムラ、気泡、接合部分の細かなバリや製造時にできた僅かな凹凸がございます。
味としてお楽しみください。
在庫が複数ございます。多少の個体差はございますが、状態はほぼ同じですので、ご了承ください。
サイズ:約 縦6.5cm×横4.6cm×厚み4.6cm