DETAIL
文・Eduard Petiska
絵・Vacrav Sivko テキスト・イタリア語
アルティアがチェコで印刷し、イタリアに輸出していた絵本。ヴァーツラフ・チトゥヴルテック、アロイス・ミクルカ、ミロシュ、マツォウレック、ルドヴィーク・アシュケナジなどなど、一癖も二癖もあるチェコのいろんな作家たちによる、46編の短い話を収録した絵本です。イラストをヴァーツラフ・シヴコが担当しています。シヴコは個人的にもかなり好きなイラストレータですが、特にこの絵本は彼の作品の中でもかなりオススメで、色使いの美しさはもちろん、コミカルなイラスト、構図、ページの使い方などが秀逸です。さらに折りたたみの仕掛けあり、コラージュありと遊び心にあふれていて素晴らし過ぎます。シヴコの古い作品よりもずいぶんとグラフィカルなので、フカやホフマイステルなどが好きな方にもおすすめの一冊です。1972年の絵本なので印刷も美しく、ザラつきのある紙に鮮やかな色彩が広がっています。全218ページに大小さまざま100点ほどのイラスト。表紙上部に3mm程の破れ、その他経年の傷みなどがございますが比較的状態良好です。
チェコ絵本:古本 サイズ:28.5×21 La scuola