紫外線が当たると蛍光に発色するウランガラスで作られた花瓶です。
ガラスにウランを混ぜることで作られた美しい透明な緑や黄色のガラスは1830年代に誕生し、ウランが原子力に利用されるようになる1940年代までの間、ヨーロッパや米国でたくさんの製品が作られました。
現在では民間でウランを取り扱うことが難しいため、ごく少量が生産されているのみとなっていますが、それゆえヴィンテージアイテムとして非常に人気があります。
※ごく微量のウランですので、人体に悪影響は全くありません。
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溶かしたガラスを型に流し込んで圧力をかけて成形するプレスガラスで作られています。
プレスガラスは元々ハンドカットガラスを安価に大量生産するための手法として1830年代に始まりましたが、チェコでは1920年代からプレスガラスならではの美しさを追求したデザインが生み出されるようになりました。
この花瓶は1910〜30年代に流行したアールデコの特徴が存分に反映されたデザインで、おそらく1920年代ごろにプレスガラスの父と呼ばれているRudolf Schroter(1887-不明)がデザインしたものだと思われます。
同じデザインのシリーズで、ボウルやピッチャーなどがあり、一部がすりガラスになっているのが特徴です。
古いものですので、経年による傷や汚れが多少ございます。
古いガラスならではのガラスのゆらぎ、細かい不純物の混ざり込みや気泡などがございます。
また、詳細画像で示している部分などアタリ傷が多々見受けられます。
側面下部の角ばっている部分、ぐるりと3か所に傷があり、それぞれ5mm〜10mmほどのハマグリ状のカケがございます。
上部縁部分にも多少のアタリ傷、すりガラス加工が手作業で施されたようで縁のざらつきや、経年によってすりガラス加工がムラになっている部分もございます。
お値段に反映しておりますので、ご了承ください。
サイズ:約 縦18.1cm×横14.5cm×厚み13.2cm