DETAIL
チェコのボヘミア地方にて1930年代に作られたガラスプレート、溶かしたガラスを型に流し込み圧をかけて成型するプレスガラスという手法で作られています。
不透明な緑色は1930年代に鉱石マラカイトを模して作られたボヘミア地方独特の色です。
当時は本物のマラカイトの粉末を混ぜて出していた色らしく、チェコでは「マラカイトガラス」と呼ばれています。
製造時のガラスの流し込み具合で一つ一つ色の出方が微妙に異なるところも魅力です。
このプレートはINGRIDと名付けれたブランドのうちのひとつで、裏面に刻まれている蝶々の刻印は、1937〜39年に使用されていたもの。
INGRIDは、当時の流行していたアートガラスの代表格で、1937年のパリ万博ではグランプリを受賞し世界的に評価されたボヘミアのブランドです。
美術品としてのガラスを製造していましたので、置物や花瓶、香水瓶や灰皿など、用途はあるものの凝った装飾を楽しむためのアイテムが多かったのですが、1938〜39年にポットやカップ&ソーサー、プレートがAlexander Pfohlによってデザインされました。
こちらの小皿はそのシリーズの中のひとつだと思われます。
売主によると復刻ではなく1930年代のオリジナル、デッドストックで保管されていたものとのことです。
在庫が複数ございます。価格はプレート1枚のお値段です。
マラカイトガラスならではのムラの入り方には個体差がございますが、当店のスタッフが美しいと思うものをお送りいたします。お選びいただけませんのでご了承ください。
プレスガラスならではのガラスの細かい気泡やムラ、シワがございます。
また完全に不透明ではなく縁のガラスが薄くなっている部分は少し透け感があるものもございます。
味としてお楽しみください。
サイズ:約 直径10.5cm×高さ2.2cm