紫外線が当たると蛍光に発色するウランガラスで作られた香水瓶です。
暗闇でもブラックライトをあてると美しく光るのがウランガラスの特徴ですが、こちらの香水瓶は発色が強いため紫外線の多い自然光でもぼんやりと光って見えます。
ガラスにウランを混ぜることで作られた美しい透明な緑や黄色のガラスは1830年代に誕生し、ウランが原子力に利用されるようになる1940年代までの間、ヨーロッパや米国でたくさんの製品が作られました。
現在では民間でウランを取り扱うことが難しいため、ごく少量が生産されているのみとなっていますが、それゆえヴィンテージアイテムとして非常に人気があります。
※ごく微量のウランですので、人体に悪影響は全くありません。
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アールデコ時代らしい角と曲が組み合わさったこちらの香水瓶は、1910〜30年代にデザインされたもの。
当時非常に人気のあったルネ・ラリックに影響を受け、美術品としても楽しめる凝った作りのガラス製品がボヘミア地方でもたくさん作られるようになりました。
1937年のパリ万博ではグランプリを受賞したことで「ボヘミアガラス」の名は世界的に評価が高まりました。
こちらの香水瓶は、ボヘミアガラスの製造エリアにあるPesnicakという会社が近年制作したもので、底に会社のロゴが入っています。
1930年代に非常に凝った美しい香水瓶をデザインしたFranz Josef Vaterがかつて働いていた工房を引き継いでいる会社で、今も当時の型を使い戦前と変わらない手法でひとつひとつ丁寧に手作りをしています。
古いものではありませんが、プレスガラスならではのシワやムラ、気泡、表面に細かなスレなどがございます。
蓋のくりぬかれている部分、カットが完全な直線ではございませんが、製造時にできたものです。
手作りならではの味としてお楽しみください。
サイズ：約 高さ13cm×横6cm×厚み6cm
