チェコ西部の町、カルロヴィ・ヴァリ近郊で作られていたピンクポーセリンです。
ピンク色の磁器はこのエリアの特産品で、1990年代に非常に人気がありました。
基本的には箱入りで販売されていた高級品で、日用品とは異なるものです。
こちらはホドフのすぐ近くの町ロウチキにあるRudolf Kampf社製。
Rudolf Kampf社は2010年に再建されたため現在も稼働していますが、ピンクポーセリンは1柄を復刻したものの現在は製造していないようです。
またピンクポーセリンの多くを製造していたH&C社は残念ながら2013年に倒産してしまったため、現在ではチェコへ行ってもこのピンク色の磁器を手に入れることは難しくなっています。
曲線が美しい形をしており、上品な花柄とよく合っていて、置いてあるだけで絵になります。
大きなサイズの花瓶は珍しく、このサイズはほとんど見かけません。
底面にはRudolf Kampf社のロゴと、チェコスロヴァキア製であること、金彩はハンドペイントで14金が使われていることがプリントされています。
ピンクポーセリンなど東欧の民芸品を集めたページはこちら☆
古いものですので、製造時の多少の歪みや多少のグラつき、釉薬のムラ、経年上の多少の汚れや傷、金彩のスレなどがございます。
ご了承ください。
サイズ:約 直径8cm×高さ11.4cm