DETAIL
チェコスロヴァキア時代に作られたヴィンテージのガラスボウルです。
自然光の下では紫色に見えるガラスは、鉱石のアレキサンドライトのようなカラーチェンジをするため「アレキサンドライトガラス」と呼ばれ、とても人気のある色です。
ガラスに酸化ネオジウムを混ぜることで作られていますが(鉱石のアレキサンドライトを含んでいるわけではありません)、このカラーチェンジは酸化ネオジウムが黄色の光を吸収する性質を持っているため起こります。
〇自然光(赤青緑をほぼ均等に含む)→黄色が吸収され赤青青となり、青っぽい紫色に見える
〇白熱灯(赤黄+少量の緑青を含む)→黄色が吸収され赤+少量の青となり、赤っぽい紫色に見える
〇蛍光灯(青+少量の緑黄色を含む)→黄色が吸収され青色のみが残り、青色に見える
お花のようなデザインのボウルですが、灰皿を意識して作られたのだと思いますが、チェコでは「ボウル」と表記されており、アートガラスゆえ用途は決めていないということでしょうか。
ひとつひとつ手作りで作られた一点ものです。
厚みのあるガラスで、重さが662gもあります。
倉庫に眠っていた未使用品ですが、古いものですので多少の傷みや汚れがございます。
写真では分かりにくいのですが、詳細画像で矢印で示している外側部分にスレ傷、底との縁部分におそらく製造時にできた僅かにえぐれた部分がございます。
手作りのガラスですので、気泡やガラスのゆらぎがございますが、味としてお楽しみください。
サイズ:約 縦12.3cm×横11.7cm×高さ6.9cm