DETAIL
チェコ北東部にあるボヘミア地方では古くからガラス産業が発達し、1910年代以降「ボヘミアガラス」として出荷されるようになると世界的に評価が上がりました。
食器や置物、花瓶など幅広いアイテムが作られていましたが、ビーズやボタン、ガラスストーンやそれらを使ったアクセサリーも盛んに作られました。
1910〜30年代、アールデコ期と呼ばれるこの時代はボヘミアガラスが非常に伸びた時代で、ガラスの加工技術とともに金属の加工技術も発展し、金属とガラスを組み合わせたアクセサリーがさかんに作られ輸出されていました。
こちらのブローチは、まさにアールデコ期らしい角ばったデザインで、でもその両側にはお花のモチーフが、そして中心もよく見ると葉っぱのモチーフがデザインされています。
中央の大きなガラス部分は、あえて背後の金属をくり抜くことでガラスの透明感が楽しめるようになっています。
その周りを囲うように7石のガラスストーンが配置されており、角度によって美しく光ります。
横約4cmほどの程よいサイズのブローチですので、ニットやコートに合わせても素敵ですし、夏にカットソーに合わせても良さそうです。
古いものですので、経年による汚れや傷みがございます。
細かい傷はございますが、ガラスストーンの紛失などはありません。
ご了承ください。
サイズ:約 縦3cm×横4.8cm×厚み1cm