DETAIL
文・Samuil Marsak
絵・Helena Rokytovaテキスト・チェコ語
数年前に「幻のロシア絵本」という展示会でも様々な作品が紹介されていたサムイル・マルシャークが原作を努める絵本。お芝居仕立ての内容になっていて、表紙に描かれている青い目をした子猫が主人公のお話です。イラストをヘレナ・ロキトヴァーが担当しています。この絵本はポップアップ仕様になっていて、仕掛け自体は凝ったものではありませんが、切り絵のようなベタッとしたタッチとコラージュが組み合わされたとてもかわいらしいイラストで、さらにそれが飛び出してくるのだからかわいさ倍増ですね。表の見返しには16ページのミニブックが貼り付けられていて、登場人物が紹介されています。とにかく内容については画像をご覧ください。全46ページ。ほぼすべての見開きにイラスト。ポップアップは5箇所です。
表の見返しの登場人物紹介の部分は問題ないのですが、裏の見返しの折り返し(もともと表と同じ模様の紙が一枚)が破れてしまっています。扉ページの上部に5mmの破れと、ネコにかかるようにスタンプ。内部も一箇所イラストにかかる位置にスタンプ。また、右側のポップアップ写真で紹介しているページのテキスト部分に黄色の汚れがあります。その他表紙の角に擦れ、傷みなどがあります。詳細は画像をご参照ください。
チェコ:古本 サイズ:14.5×21 SNDK
[ねこ][しかけ]